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  • 執筆者の写真和仁 長内

よい歯医者さんの見分け方

前回の続きです。



もしインプラントを少しでも考えている場合、比較的しっかりと治療をしているかを見分けるポイントを私なりにいくつかご紹介します。

1.病院内にCTがあり、インプラントに際し撮影をしっかり行える

2.歯周病の検査、顎関節や噛み合わせの検査をおこなっているか。

3.初診時あるいは治療途中に記録の写真をしっかり撮っているか

1に関しては逆に撮影しないところは少ないと思うのですがもしあればそちらでインプラントをするのはお勧めしません。インプラントは立体的な骨の中に人工物を埋め込む治療です。骨の内部や周囲には重要な神経や血管が走行している部分があります。なので平面のレントゲンでは正確で安全な手術が困難なので、インプラントを行う場合は必ずCT撮影をするべきと考えます。

2.についても、歯周病検査をしない歯医者さんもかなり多いようですが、インプラントを行うにあたって、口の中か歯周病に罹患していて、それを放置しまたままインプラント治療を行うと成功率が低下します。また、噛み合わせが機能的に不正なところにインプラントを行っても、長期的な安定に悪影響を及ぼします。ある程度その問題を解決してからインプラントを行う方が望ましいですし、少なくともそういった問題がないか事前に把握をすることが最低限必要だと思います。

3については私の主観が結構入ってしまいますが、治療の前後や経過を時系列で説明するにはレントゲンだけでなく画像記録を細やかにおこなっていた方が患者さんも安心ですし、そういった症例写真を細かく撮る先生はご自身の症例が同業者に見られても恥ずかしくないほど腕がいいか、学会や、歯科の勉強会などで発表や熟練した先生に相談などをし、技術を高める向上心を持った先生の可能性が高いです。

もしあなたがインプラント治療を検討しているのであれば、インターネットの豪華な広告だけでなく実際に相談に行かれて検査や先生とお話しされて、以上の点も参考にしていただければと思います。

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