歯医者さんにかかる方で、「しみるような痛みがあるので虫歯がないか見てほしい」とおっしゃられる方が多いです。
しかし、そういった場合は、実際虫歯があることもありますが、しみている痛みは知覚過敏によるものの場合がほとんどです。
皆さん子供のころ見ていたアニメや番組の影響か、潜在的に虫歯というとずきずき傷んだりしみたりして、ほっぺが腫れぼったくて手で抑える・・・なんてイメージが多いのではないでしょうか?少し前に自撮りなどで虫歯のポーズなんてものも流行りましたよね(笑)
なので虫歯は痛いもの、しみるもの、腫れるもの・・・と想像されるかもしれませんが、実際は虫歯が本格的に痛みが出たり、腫れたりするのは本当にまずい状態になってからなんです。
上の図でいわゆる削って詰める虫歯というのはc1、c2というところです。c3になると神経まで虫歯が進行して根の治療(根管治療)という神経をとる処置をしなければならなくなります。実は何もしなくてもいたんだり、腫れたりするのはここまで虫歯が進行したからなんです。c2でも虫歯が小さい場合は治療が必要でもたくさん物が詰まったりしない限り痛むことはあまりありません。なので気づかずに進行してしまうことが多いのです。虫歯の場合はしみるより、最近物が詰まりやすくなった、や、フロスが引っ掛かりやすくなったや、お肉を食べると歯が痛いなどの症状が多いと感じます。もしこの記事を読まれている方が思い当たることがあれば一度受診をお勧めします。ただ、その時虫歯がなくても目に見えない小さな初期虫歯が進行して次に歯医者さんい久しぶりに言ったら大きな虫歯になっていた、という事は多々あるので、痛みがなくても定期的なチェックで虫歯がないかを確認したほうが安心です。一番大事なのは、歯ブラシや、フロスを使ってしっかり歯ブラシをすることですね。
当院ではメンテナンスの時にはクリーニングだけでなく、歯ブラシ指導も行って、自分でしっかりお口の中をきれいに保てるようお手伝いをさせていただいております。興味のある方はぜひ受診をお待ちしております。
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